ニートな日々

ニートな日々

構想A

ニート荘
・賃金のために働きたくないが自分の食うものを自分で作るのは嫌じゃない人たちを集める。
・固定資産税が免除もしくは減税になる自治体を探しそこで空き家を借りる(インフォーマルな方法による個別交渉も必要かもしれない。それに関しては先人がたくさんいる)。
・どうしても必要な「生活資金」はこのSNSやクラファン等で集めた寄付でまかなう(そのかわりニート荘の日常や活動をインスタのようなもので公開するなどして、人々に「夢」を与え続けなければいけない。「新しい生き方」を貪欲に模索し続けること。それこそが寄付者への最大の返礼である)。
・ボロ屋の場合、きょくりょく自力で改装したい。そういうのを楽しめるくらいがいい。
・電気とガスはじっさいなくても生活できる(近所にそんな家もある)。ただあったほうがいいかも。
・食料はげんそく自給自足が好ましい(深沢七郎の「ラブミー農場」などを参考に)。
・上下関係・権力関係をぜったいに作らないこと(ゆるやかで流動的な相互扶助的共同体)。
・「地元の人たち」を不安にさせないよう身なりには気を使ったほうがいいかも。
・こういうものを日本各地につくり転々とする(これから日本中で空き家が増加する)。そうすれば飽きない。
・このようにしてニートネットワークを世界中に作ろう。ニートに国境はない。

ニート・引きこもりによる「当事者語り」の蓄積
・引きこもり(不登校)・ニートの「当事者研究」(「浦賀べてるの家」の本や動画を参考に)。
・ニート研究の同人雑誌をつくる。
・治療的・矯正的介入からは一定の距離をとる。

日本ニート連盟の設立
・定義にもよるが、ニート・引きこもりはどんなに少なく見積もっても全国に六〇万人以上はいる。もはやこれは「個人の問題」というより「社会の問題」。こんにちの日本はポスト産業社会といわれている。これは「コミュニケーション能力」がなによりも重視される社会でもある。この能力は誰にでも等しく分け与えられているものではない。そもそも「ふつうに働けること」はきわめて難易度の高いことである。その点で「人生」はさいしょから「無理ゲー」。でも社会や国家はそんな「社会不適応者」をも食わせていかねばならない(食わしてくれないのなら暴れることで譲歩を引き出そう)。人は好きでこんな面倒臭い世界に生まれたわけではないのだから。
・毎月七万円(竹中平蔵案)でもいいからとりあえずくれ、とニートが団結して通貨発行権をもつ政府に要求すること。生きさせろ、と叫ぶこと。一人では無力でも束になればそれなりの政治力になる。ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)の導入を本気で考えている政党を支持すること。あるいはそうしたワンイシュー政党を自分たちで作ること。国を変えることは難しい。地方自治体から全国に広げるのもいい(明石市の例を見よ)。「年金や生活保護はどうする」といった細かい議論はあとでいい。「誰も働かなくなる」なんて根拠はそもそも存在しない。むしろ「最低限度の生活」が確実に保障されるなら、人々はいまよりももっと生き生きと働くだろう。食えなく心配がなくなるだけで人は見違えるように変わる。

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