ニートが介護職に挑戦し初就職成功した話

ニート 就職
私は就職をせずニートを昔していました。

そんな私は高校生まで、成績優秀で将来は何か人の役に立つ仕事をしたいと思っていました。

受験勉強を頑張って、高校卒業後は無事に4年生の看護大学に進学しました。

ですが大学時代に人間関係で躓いてから、あっという間に大学中退、ニートへの道を歩み始めました。

人ためになる仕事をしたいという夢

大学を中退してからは、ほとんど引きこもり状態になりました。

人間不信に陥っていたため、就職活動をするのも怖く毎日漫画を読んだり、ネットサーフィンをして過ごしていました。

そんな中でも、ニートを抜け出して叶えたい夢が「いつかちゃんと就職して人の役に立つ仕事をしたい」というものでした。

親の世話になっているニートで自分は働いていないのに馬鹿みたいですが、本気で思っていました。

そんな時、母方の祖母が脳梗塞で倒れ介護が必要になりました。

母は、祖母の家に家事やパートの合間に介護に行くことになりました。

ニートである私の世話まであり、多忙になった母に、さすがの私も手伝いを申し出ました。

家のことを手伝うつもりでしたが母は就職もせず毎日ゴロゴロしている私に、祖母の家に行くように命じました。

絶対無理と思いましたが、他人ではなく肉親なので人間不信の私でも何とかなるかと行ってみることにしました。

祖母の介護度はそんなに高くなく、簡単な家事や移動を援助するためにホームヘルパーさんを利用していました。

私はホームヘルパーさんの仕事の範囲外の掃除や庭の手入れ、ペットの世話を手伝いました。

ヘルパーさんは何人かいましたが、みんな気さくなおばちゃんで、不愛想な私にもいつも話しかけてくれます。

祖母相手でも緊張していた私ですが、いつの間にか祖母やヘルパーさんと過ごす日々がとても楽しいものになっていました。

そして、一度はあきらめた人のためになる仕事に就職したい。

もう一度その夢を目指そうと私は考えるようになりました。

介護業界に就職するために

ニート 就職
介護の仕事をしたいと考えてすぐに、ヘルパーさんに相談しました。

介護業界は人間関係がしんどいとよく聞くので、ニートの自分にはハードルが高いのではないかという心配もありました。

ヘルパーさんの話では、介護業界は40代でも若いほうなくらい人手不足なので、職歴がなくても仕事は山ほどあり就職は簡単とのことでした。

また心配だった人間関係についても訪問介護などを選べば基本的に他人と一緒に働くことはないので、気楽ではないかとアドバイスをもらいました。

また、以前に比べ職場環境が改善されており、人間関係も穏やかになってきた介護施設が多いと聞きました。

この世界ならもし人間関係でまた躓くことがあっても多様な働き方ができるし、転職も可能と考え更にやる気が出ました。

大学中退のため、何の資格も持っていなかった私ですが、未経験・資格なしでも働ける職場は探せば結構ありました。

そこで私は働きながら資格が取れるという派遣会社にまずは登録し仕事を紹介してもらいました。

派遣会社にしたのは、嫌なことがあってもあとくされなく退職できると思ったからです。

登録してすぐにいくつかの仕事を紹介され、あっけないほど簡単に就職をすることができました。

実際に介護職を体験して

結局、現在も介護職員として勤務することができています。

人間関係が心配な私でしたが未経験で訪問介護は無理とのことで初めは、高齢者のデイサービスで働き始めました。

穏やかな施設で、身体介護もほとんどなく毎日利用者さんと会話をしたりレクリエーションをしたりして過ごしています。

ゲームをしたりグループで活動することは、元ニートの私にも徐々に人と接する機会を増やすリハビリになったようです。

もちろん、嫌なこともあるし嫌な上司や同僚もいます。

ですが意外なことに人間関係は利用者さんからの感謝の言葉や笑顔で癒されてしまいます。

とはいっても、人間関係でのストレスを溜めてまたニートに戻りたくないので、経験を積んで資格が取れたら訪問介護に転職しようと思っています。

簡単に次の就職先が見つかるのも介護業界のいいところです。

ニートの私でも簡単に就職ができましたし、多様な働き方ができる介護の仕事はおすすめです。

報告する

関連記事一覧

コメント

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。