ニートから社会復帰を図るためには、アルバイトでもなんでもいいのでとにかく仕事に就く事が大切です。
若くて親に頼れる間は、衣食住の心配もなく生きて行けますが、親が亡くなり、寄生すべき収入源が無くなれば、ニートはたちまち食べるにも困る状況に追い込まれるのです。
なので最低限アルバイトで働ける様になり、お金を稼ぐ術を身に着ける事が重要となります。
そして衣食住を確保する大変さと、いつかは必ず親は亡くなるものだと言う事を再度強く認識し、親が元気なうちに社会復帰する事が絶対に必要だと言う危機意識を持つ事が何より必要です。
ニートを辞めて社会復帰の努力をすべきなのは、親の為ではなく近い将来の自分のために必要な行為だと強く認識する所からスタートする必要があるのです。
ニートになった原因と反省
根っからの怠け者で学校を出ても働かずにニートとなった若者もいるでしょうが、一旦働いたけれど仕事や会社に馴染めず、辞めてニートとなった若者も多いのです。
将来の自分の姿に危機意識を持ち、社会復帰を考えるなら、最初に仕事や会社になぜ馴染めなかったのかと言う原因を考え、それを社会や会社のせいにするのではなく、自分のどこに弱さがあったからなのかを自省すべきです。
会社を辞める若者は少なくありません、しかし1つの会社を辞めても多くの若者は新たな会社を見つけて転職するので、ニートになるケースはやはり稀なのです。
なぜ転職ではなくニートや無職になったのかを自問自答し、反省するのが社会復帰に向けての心の準備として次に重要な点なのです。
規則正しい生活をする
いきなりニートや無職から社会復帰するのは大変なのでまずは生活習慣を正す所から始めましょう。
通常なら出社する様な時間に起きて、食事を定期的に取り、ちゃんと24時ぐらいには寝る様にしましょう。
まずはアルバイトなどで仕事をして社会復帰を目指そう
心の整理をしニートを脱出して社会復帰するには、まず何よりも働くと言う習慣を付ける事が重要です。
一気に無理して正社員としてフルタイムで働けなくても、正社員への道を開いている様な会社に、アルバイトやパートの働き方であっても仕事をまず確保する事です。
そして毎日時間を守り働き、それなりに人や社会と大人としての関係を築いて行く事を訓練すべきです。
仕事の選り好みをするのではなく、まずはニートを辞め社会復帰するために、仕事をする習慣を付けるというのを最初は努力すべきです。
むしろ、仕事はアルバイトの比較的簡単な物で、なおかつ収入が高く無くてもストレスが少なく、仕事をすると言う事に対する助走ができる事が大切なのです。
ニートを完全に脱出して社会復帰を図る段階
ニートを辞め、社会復帰に向けて働く事の習慣がついて来れば、アルバイトやパートとして働いていた会社でもっと責任ある正社員の立場を目指して頑張るのも良いでしょうし、社会復帰への助走期間に、自分のやりたい仕事が芽生えてくれば、そこで新たな会社で正社員を目指すのも良いでしょう。
ニートのだらけた生活を捨てる事が出来、働くと言う習慣や、仕事や人間関係の構築に慣れてくれば、こうした正社員を目指す事でニートからの完全脱出を目指す段階に到達したと言えるのです。
しかし、ここで失敗すればくじけて再びニートに戻る心配があるなら、焦らずもう少し助走期間を長く取れば良いでしょう。
社会復帰に向けては、必要以上に焦らず、しかし着実な努力を積み重ねるのが重要なのです。
ニート経験者達にどうしたら社会復帰すると思うか聞いてみた
過去にニートを経験していた人達なら社会復帰方法を知っているはず、という事で社会復帰について聞いてみました。
優しく社会復帰を促す
まずは周りの人達が恐怖情報ばかりを与えない事だと思います。
ニートになった人達は、もちろん全員ではないですが社会に打ちひしがれて流れ着いた方もいらっしゃるかと思います。
そんな方に「社会に出ろ!社会は甘くないんだ!」なんて言ったところで「うるせ知ってるわ!」となります。
まずは優しく進出を促してほしいです。
緩やかに脱ニートしなければいけない状態を作ってほしいです。
私の場合は自分のお金が尽きそうだったので、まずはリハビリに派遣の登録から始めました。
フリーランスになる
私は社会復帰をしようというよりかは、自分にあった働き方は何かを考えていました。
ちなみに今は自分で独学で勉強し、デザインやプログラミングなど学んだことを活かして仕事をフリーランスでしています。
社会復帰というのがもはやどこからが定義なのかわかりませんが、収入面で困らないのであれば特にいわゆる就職などしなくてもいいのではないかと思います。
必要とされているか実感できるか
ニートになってもすぐに社会復帰する人は勝手にしますし、絶対復帰しない人は何があっても復帰しません。
問題はどちらでもない多数派の中間層です。
色々な復帰のパターンがあるとは思いますが、一番のきっかけは、自分が「必要とされている、役に立っている」と実感または予感できるかどうかだと思います。
そのためにも、家族や友人とのつながりも大切ですが、ネットやテレビのような形でも社会との関わりを出来るだけシャットアウトせずにいることができれば、何かしらきっかけになるのではないでしょうか。
職場が自分に合っていた
私は過去、何度かニートだったことがあり、最後にニートだった頃は約二年間ほどニート生活をしていましたが、社会復帰しその後ニートになったことはありません。
きっかけは、あるコールセンターの求人に応募したことでした。
コールセンターといっても仕事内容は書類の仕分けという地味なもので、当時人と関わるのが苦手だった私は、これなら出来るかもしれないと思い応募しました。
それまでコールセンターで働いたことはなく、どんな雰囲気なのか全く想像もしていませんでしたが、そこで出会った同僚や上司、他の部署で働いている人達ほとんど全員がかなり個性的で衝撃を受けました。
それまで私は自分を「変わってる」と思い塞ぎ込んでいましたが、そのコールセンター内では自分らしく過ごすことができ、長年勤めることができました。
少しづつ労働に慣らす
経験上ニートはその人自身の問題というより、その人を取巻く社会の構造的な問題のひとつの表れという側面が大きいと思います。
これは単純に「社会が悪いから働けない」という問題ではありません。
問題はもっと根深いところにあると思います。
ですので社会が抜本的に対策を打ち出さないと、ニートの社会復帰はなかなか進まないでしょう。
例えば、全く働いてなかった人にいきなり一日8時間労働をしろと言っても無理だと思うので、まずは1時間や2時間などハードルを下げてから徐々に慣らしていくのがいいと思います。
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