ニートの暮らしは一体どのようなものなのか

ニートと呼ばれる人たちは、一体どのような暮らしをしているのだろうかと不思議に思う方も多いと思います。

彼らがどんな暮らしをしているのか元ニートが解説していきます。

ニートは人によって色々な暮らしをしている

私もそうだったのでわかるのですが、ニートは何も仕事をする気も学習する気もない人ばかりではないのです。

ニートは一日の大半を自室で過ごす人もいれば、外に出かけるアクティブニートと呼ばれる種類のニートもいます。

自室にいるタイプのニートの暮らしは、一日中自分のブログを更新したり、ネットの掲示板で書き込みをしたり、ゲームをしたりして過ごします。

引きこもりと混同されがちですが、ニートの暮らしというのは千差万別であり、自室を綺麗に掃除をしたり、生き物の世話や家事はきちんと行う人もいるのです。

一昔前の専業主婦のようなことを働かない男性がやっていると考えると分かりやすいでしょうか。

ニートは何もしていない怠け者と受け取られがちですが、必ずしもそうではないのです。

活発的なニートも存在する

アクティブニートの場合は外出が好きなので、自転車に乗って遠出をしたり、釣りに行ったり、スポーツを楽しんだりする人もいます。

要するに、一定の年齢になっても働かず、実家暮らしをしている風来坊のような人も現代ではニートと呼ぶのです。

定期的にお金を稼ごうとするニートもいる

自室に一日中こもっているニートも多いですが、まったくお金を稼ごうとしていないのかというとそういうわけではありません。

彼らは彼らなりに自分の身の回りの物は買いたいと思っているため、ブログの広告収入やクラウドソーシングなどを行い、日銭を稼ぐこともあります。

それでも外部の人から見ればニートと一蹴されてしまうところに、現代のニート問題はあります。

在宅ワークで自分のおこづかい程度は稼いでいても、仕事と認められなかったりすることも多いので、どうしてもニートは肩身が狭い暮らしを強いられるという問題があります。

なのでせめて外部の人たちは、外で仕事をしていないからニートは全員、何もしていない怠け者なのだという思い込みは捨てるべきであると考えます。

親や家族から罵倒される人もいる

一見ニートとは思えないほど活動的な人もいますが、それに反して、親や家族から常に罵倒されながら暮らしているというニートも多いです。

早く働けというプレッシャーをかけながらの生活はとてもニート達の精神を追い詰めていきます。

なので、基本的にニートの暮らしを続けられる人は相当メンタルが強いかよっぽど働きたくないのだと思います。