発達障害でニートになったコミュ障人間

ニート 発達障害 アスペルガー
発達障害とニートは密接に関わっていると思われます。
私自身もアスペルガー障害という発達障害を抱えながらニートをやっていた時期があります。

アスペルガーは発達障害の中でも比較的知能が高いものらしく、学校での成績はいつも上の方でした。

なのでそれほど苦労もせずに名の知れた大学に入れ、そこでも成績は最高でした。

大学は高校までと違って自分の好きなことを思う存分研究できるので、今思えば私の発達障害とは相性がよかったのかもしれません。

アスペに立ちふさがる就活の壁

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学力で躓いたこともなくトントン拍子できたので、まさか就活で挫折してニートになるなんて思っても見ませんでした。

発達障害によるものか私の素の性格によるものかはわかりませんが、興味がないものにはとことん興味が持てませんでした。

働くのはそこそこで、好きな勉強をたくさんしたいと思っていましたが、この時点でちょっとニート気質入ってますね。

それでも世間体を気にして働こうと思っていましたが、そこでのしかかってくるのが面接です。

10年後の自分はどうしてると思うとか、お客様が一番喜ぶサービスのあり方とか、漠然としたことが全く想像できないんです。

そして、そうしたものに全く興味を抱いていない自分にも気づいていました。

試験にも色々ありますが、最悪なのはグループディスカッションの類でしたね。

まず他の人と一緒に何かをしようという気になれません。

今まで学校では、どんな困難が立ちはだかっても1人でなんとかする、1人で解決するために力をつけていくべきだと信じていましたから。

そのため、人の顔色を見たり話をうまい具合に聞く方法がわからなかったのでしょう。

ロボットのような振る舞いしかできなかった私は企業からどんどん落とされ、卒業後はニートになりました。

発達障害は目に見えないという罠

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なんとか派遣事務所に転がり込んでニートを脱出できましたが、配属先では発達障害に理解がなかったようで何度も別室指導を受けました。

その内容はもっと他者に関心を持て、話の行間を考えろというものでした。

機械的に社交家のフリをして仕事をするようになりましたが、気づかぬうちにこれが猛烈なストレスになっていたようで私は鬱を発症しました。

自分が発達障害だと知ったのは、鬱を理由に退職しニートになった時でした。

それまで私の他人嫌い・過度の凝り性と勤勉性は性格だと思われていました。

だから自分が発達障害だと聞いた時はあまり実感がなかったです。

脱ニートしてなんとかやってます

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それから3年ほど経って鬱が寛解すると、私はどうも企業向きではないということで独立して仕事を始めました。

家でPCを使ってやる仕事が殆どで、他者とは本当にドライにコミュニケーションしていればいいので精神的にも良いです。

メールや電話等での言葉遣い、PCの複雑な操作などは派遣の時にミッチリ叩き込まれ何から何まで頭が記憶しています。

なのでニート脱出後、仕事面で困ったことは特にありません。

家族の支援があっての私の仕事ですが、ひとり悶々とくすぶっているよりはずっとよかったと思っています。

ニート経験者にニートは発達障害だと思うか聞いてみた

ニートは発達障害だからなるのではないかと考えている人も少なくないと思います。

そこで、ニート経験者の方々にニートは発達障害だと思うか聞いてみました。

発達障害だと結果的にニートになるかも

発達障害だからニートになるはイコールとは思いませんが、ニートの方に発達障害の方がいても不思議ではないと思います。

自閉症の方とは、学習障害、注意欠落、高機能自閉症など様々です。

症状には個人差があると思いますし、一見すると発達障害を抱えていないようにみえる方もいます。

発達障害を抱えているのにそう見えない、わかりづらい、自分でも自覚していないと、周囲から理解を得られずに孤立し、結果的にはニートになってしまう場合もあるのかなと。

発達障害でも自分でビジネスをすればいい

ニートと発達障害は関係があるんでしょうか、少し疑問です。

発達障害の何が悪いのかで、変わってくると思いますが、社会に適応できないのなら自分でビジネスをすればいいと思います。

社会に適応しない人が自分で会社などを作って成り立っているのがこの世界ですから、発達障害などは言い訳に過ぎない気がします。

できないことよりも自分のできることに目を向けたほうが解決は早いです。

何か自分にはできることはないかを探してみて、努力すればいいのではないかと考えます。

ニートと発達障害は全くの別物

発達障害とは、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、限局性学習症(学習障害)などを含む幅広い概念を指します。

ですので、ニートすなわち発達障害ではありませんし、発達障害と診断されている方でも社会に適応し、活躍している方が多数いらっしゃいます。

逆にそうではない方でもニートの環境に身を置いている方もいれば、会社でも窓際に追いやられるなど、重宝されていない方もおられます。

ニートと発達障害は全くの別物と考えます。

ニートは発達障害が多いかも

ニートの中には発達障害を持っている人が多くいるのではないかと私は思います。

ニートだった私もその後、発達障害の可能性が高いことを医師に指摘されましたし、知り合いのニートは発達障害を持っています。

私がニート生活をしていた主な理由として、人と関わるのが苦手ということ、周りからよく「変わってる」と言われ、同僚たちとあまり仲良くなれないなど、発達障害にありがちな点がありました。

その他、自分の思い通りにいかないと納得できない、仕事ができない、という問題を抱えてニート生活をしている発達障害の人も多くいるのではないかと思います。

発達障害だと思わない

発達障害は簡単に言葉で定義できるものではなく、気軽に使っていいものではないです。

ただし、広義の発達障害ならば、ニートでなくとも社会全般に見受けられます。

ですので、ニートをもって直ちに発達障害だとは思いません。

ニートになる要因は例えば、聴覚障害で他人とうまくコミュニケーションが取れなかったり、過酷な労働で心身を病んだ人が一時的になるものも含まれていると、認識するべきだと考えます。

私のコメント

ニートはアスペルガー障害などの発達障害の人が一定数おり、仕事をしたくても組織の中でそもそも働くのが難しいという人も多いです。

また、私自身も組織での人間関係があまり得意な方ではないですし、検査していないだけで発達障害の可能性も十分にあると思っています。

この方は自分で事業を起こし独立した様ですが、どうしても会社に馴染めないという人やお金持ちになりたいという人は起業という選択肢もアリだと思います。

ちなみに私の周りにも起業した人がチラホラいるので、今の時代必ず会社に尽くさなくても良いという発想は大切だと感じています。

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